
毎日使うキッチン、身長に合っていますか?「腰が痛くなる」「作業がしづらい」と感じたら、キッチンの高さが合っていないのかもしれません。この記事では、低いキッチンを使い続けるデメリットと、リフォームで高さを変える場合の費用相場、注意点について解説します。快適なキッチンを実現するための参考にしてみてください。
キッチンの高さは意外と重要?低いことによる弊害とは
キッチンの高さは、快適な調理環境を実現する上で、快適性や作業効率、健康面など、様々な面に影響を与える非常に重要な要素です。適切な高さのキッチンなら、自然体で作業ができます。
それにより、身体への負担を軽減し、長時間キッチンに立っていても疲れにくいという利点があります。例えば、腰高なキッチンなら無理に腰を曲げずに済むため、腰痛持ちの方でも楽に調理できることでしょう。
また、身長に合わせて高さを調整することで、肩や首への負担も軽減できます。逆に身長に対して低すぎるキッチンは、調理中に常に前かがみの姿勢を強いられるため、腰や背中に大きな負担がかかりやすいです。さらに毎日のこととなると、身体への負担は想像以上に大きく、慢性的な腰痛や肩こりの原因になることもあります。
例えば、身長160cmの人が、平均よりも10cm低い70cmの高さのキッチンを使ったとしましょう。その場合、腰を90度近く曲げなければならず、背中や腰に大きな負担がかかるのが容易に想像できるでしょう。腰痛持ちの方なら、なおさらその辛さは計り知れません。
一方、高すぎるキッチンも問題です。調理台が高すぎると、腕を必要以上に上げなければならず、肩や首に負担がかかります。また、包丁作業などの繊細な作業をする際に安定した姿勢を保てないため、ケガのリスクも高まるでしょう。
適切なキッチンの高さは、身長や作業内容によって異なります。キッチンのリフォームや新築の際には、ショールームなどで実際に様々な高さのキッチンを試して、自分に合った高さを見つけることが大切です。
最適なキッチンの高さの目安
最適なキッチンの高さの目安は、使用する人の身長や作業内容によって大きく異なります。一般的なシステムキッチンでは85cmが標準的な高さとされていますが、これは平均的な女性の身長を基準に設計されています。
しかし、この高さが全ての人に適しているわけではありません。例えば、身長150cmの方にとって85cmのキッチンは明らかに高すぎ、長時間の調理作業で肩こりや腕の疲労を引き起こす原因となります。
そして、前の項で紹介した通り、低すぎる場合も同様に問題があります。身長170cmの方が80cmの作業台で調理をする場合、前かがみの姿勢を強いられ、腰痛の原因となることがあります。また、力を入れにくい姿勢となるため、こねる、切るなどの作業効率も低下してしまうでしょう。理想的なキッチンの高さを見つけるためには「身長÷2+5cm」という計算式が参考になります。
例えば身長165cmの場合、87.5cmが最適な高さとなるのです。また、最近のシステムキッチンには、電動で高さを調整できるものや、シンク部分と調理台の高さを変えられるタイプなどもあります。例えば、家族それぞれの身長が違う場合や、車椅子を使用する方がいる場合などに重宝します。キッチンでの作業は毎日のことであり、長時間に及ぶことも多いです。
そのため、適切な高さの確保は作業効率だけでなく、健康維持の観点からも非常に重要です。新築やリフォームの際には、実際に作業をする人の体格に合わせて高さを選択することが推奨されます。
リフォームにかかる費用と注意点
キッチンのリフォーム費用は、その規模や内容によって大きく異なります。例えば、システムキッチンを丸ごと交換する場合、50〜100万円が相場です。壁付けキッチンから対面式に交換する場合は、55〜200万円とさらに幅が広がります。キッチンの位置移動を含む大規模なリフォームになると、100〜200万円以上かかることもあるでしょう。
一方、ミニキッチンへの交換や設置だけなら、30〜50万円と比較的リーズナブルです。これらの費用に加えて、食洗機やレンジフード、コンロなどの設備交換、キッチンパネルや背面収納の設置なども検討すると、費用はさらに加算されます。食洗機は6〜23万円、レンジフードは4〜8万円、コンロは種類によって3.5〜25万円と幅があります。
費用面だけでなく、使い勝手に関わる注意点も見逃せません。特に重要なのがキッチンの高さです。毎日使う場所だからこそ、自分の身長に合った高さにすることが、腰痛予防にもつながります。ショールームで実際にキッチンに立ってみる際は、普段使いのスリッパを持参し、その厚みも考慮して高さを確認しましょう。キッチンマットの厚みも忘れずに計算に入れましょう。
まとめ
キッチンの高さは、快適な調理環境と健康維持に重要な要素です。一般的なシステムキッチンの標準的な高さは85cmですが、これは必ずしも全ての人に適しているわけではありません。最適な高さは「身長÷2+5cm」を目安に決定できます。低すぎるキッチンは腰痛の原因となり、高すぎると肩こりの原因になります。リフォームによる高さ調整は可能ですが、費用は規模によって30万円から200万円以上とさまざまです。快適な調理環境実現のため、自分の身長に合った高さ選びが重要です。