頻繁に料理をする人の中には、こだわってシンクを選びたいという方も多いのではないでしょうか。今回は、使いやすさにこだわったシンクを3つ紹介します。それぞれ特徴が異なるので、ぜひキッチンメーカー選びの参考にしてみてください。
- 折りたたみラックでシンク上を有効活用! 調理スペースを拡張できる「スムースワークシンク」で、汚れやすい料理もシンクの上で調理可能。掃除しやすい緩やかな段差設計で、長くキレイに使い続けられます。
- 水とゴミが手前に集まる独自構造! 「流レールシンク」は排水溝への導線が画期的。汚れや傷がつきにくいセラミックコーティングと、図書館レベルの静音設計で、家族が多い家庭でも安心です。
- 横幅約94cmのワイド設計! 「ひろびろラクリーンシンク」はスキレットシンクより約18cm広く、サポートワイヤーでさらに作業スペースを拡張。排水口の内側もステンレスで掃除がラクラクです。
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キッチンシンクとは?
キッチンシンクとは、食材や調理器具を洗ったときに出る汚水を排水するための流し台のことを指します。英単語の「sink」が流しの意味をもつため、日常でも流し台のことがシンクとして扱われることが多いのが由来です。
キッチンでの作業において水を使う工程の多くがキッチンシンクに集中するため、作業の機能性や汚れをためにくい清掃のしやすさなどが強く求められます。排水口まわりやゴミ受けはぬめりが出やすい場所なので、構造次第で手入れの手間も大きく変わります。
近年では対面型やオープンキッチンが増えており、リビング側からキッチンシンクが見える機会も多いので、扉色や天板、周辺のインテリアと調和する見た目も重要です。サイズや形、素材の選び方ひとつで、洗い物のストレスや掃除の頻度が変わるでしょう。
キッチンシンクの素材とメリット・デメリット
キッチンシンクは素材によって見た目の印象だけでなく、汚れの落ちやすさや傷の目立ち方、音の響き方まで変わります。代表的なのはステンレス、人工大理石(人造大理石)、ホーロー、クォーツなどです。
どの素材にも特徴があり、メリット・デメリットも異なります。結論としては「暮らし方に合うか」を基準に考えるのが失敗しにくいです。
ステンレスは、キッチンシンクで最も一般的な素材で、さびにくく耐久性・耐熱性に優れて臭いも付きにくい点が大きな特徴です。一方で、水アカや小傷が光の当たり方で目立つことがあり、仕上げや使い方によっては気になりやすいでしょう。
鏡面仕上げやエンボス加工などで見た目も変わるため、実物を見て好みのものを事前に確認しておけば安心です。さらに、天板側もステンレスにして排水口まで継ぎ目が少ない構造を選ぶと、汚れが溜まりやすい境目が減って掃除の手間も抑えやすくなります。
人工大理石は、樹脂などを固めて石のような質感を再現した素材で、カラーが豊富でデザイン性が高いのが特徴です。金属ほど音が響きにくく、食器を置いたときのカチャカチャ音を抑えたい人に向いています。
色合いは、白系を選ぶと水アカが目立ちにくい反面、熱や汚れで変色しやすいタイプもあるため注意が必要です。熱い鍋を直接置かない、色の濃い汚れは早めに拭き取るなど、使い方を意識することで美しさを保ちやすくなります。
素材によっては熱や衝撃に強いものもあり、インテリアになじむ質感と耐久性の両立を図れる点も魅力です。デザイン性や静音性を重視したい方にとっても、おすすめできる素材になります。
ホーローは、金属にガラス質の釉薬を焼き付けた素材で、滑らかな手触りと独特の色合いが特徴です。耐熱性・耐久性に優れて、臭い移りも少ないとされますが、重いものを落とすと欠けたり割れたりする可能性があります。
欠けた部分からさびが生じることもあるので、取り扱いには少し気を配りたいところです。ホーロー素材のシンクで料理をする際は、細心の注意を払わなければなりません。
クォーツは水晶と樹脂を配合した素材で、汚れにくく耐久性・耐熱性が高いのが特徴です。高級感のある見た目が特徴ですが、その分価格も高くなりやすく、選べるメーカーが限られる場合もあります。
また、同じ素材でも表面加工や継ぎ目の作り方によって体感が変わることがあります。油汚れや水アカを落としやすくする加工、食器とのこすれ傷を抑える加工、排水口まで一体で成型して段差を減らす構造などは、日々の掃除のしやすさに直結する場面も多いです。
素材の優劣で決め切るのではなく、色味や掃除のしやすさ・扱い方のクセまで含めて比較すると、判断がしやすくなるでしょう。
キッチンシンク選びの注意点
キッチンシンク選びで注意しておきたいのは、設置してから簡単に交換できない設備だという点です。リフォームや新築の段階では深く考えずに選びがちですが、実際に使い始めてから違和感が出ると、手直しの負担は大きくなります。
毎日の洗い物の量や使う調理器具のサイズ、家族構成まで思い浮かべて、使う場面を具体化しておくことをおすすめします。利用状況に合うものを的確に選択できれば、後悔もしづらいでしょう。
次に注意したいのが、汚れが溜まりやすい場所の作りです。シンクは水アカだけでなく、排水口まわりのヌメリやカビが発生しやすいので、天板との接合部や排水口の継ぎ目が多い構造だと掃除が面倒になりがちです。
段差や隙間が少ないか、パーツが分解しやすいかといった手入れのしやすさは、素材と同じくらい重要になります。表面加工で汚れ落ちが変わる場合もあるため、説明を確認しておくと安心です。
素材面では、長く使ったときの見た目の変化まで考えておくことも重要です。ステンレスは水アカや傷が見えやすいことがありますし、人工大理石は熱や濃い色の汚れで変色しやすいタイプもあります。
色合いについては、正しい扱い方を知っていれば過度に心配する必要はありません。熱い鍋は鍋敷きを使う、漂白剤や研磨材の使い方は説明書通りにするなど、日々のルールを家族で共有しておくとトラブルは避けられます。
また、サイズや形状は大きければ正解とも限りません。シンクを広げると作業スペースが減る場合があり、逆に浅すぎると水はねが増えてしまいます。
ワークトップの奥行き、コンロとの距離、まな板を置く位置なども含めて、キッチン全体の動線で判断するのがコツです。水切りカゴやプレートなどの付属品を使う予定があるなら、対応するレールや段差があるかも見ておきましょう。
リフォームの場合は、既存のキャビネット幅や配管位置によって選べるサイズが制限されることがあります。排水管の取り回し、給水・給湯の位置、食洗機や浄水器など周辺機器との干渉も要チェックです。
排水口の位置が変わるだけでも、下台の収納の使い勝手が変わることがありますので、図面で確認すると安心できます。オプションでディスポーザーを検討する際は、自治体の規制や設置条件があることもあるため、先に確認しておくとスムーズになります。
最後に、保証やメンテナンス体制も重要です。ゴミ受けやフタなどの消耗部品は、将来交換が必要な場面も出てきます。
どの部品が取り外せるのか、掃除道具は何が向いているのか、困ったときに相談できる窓口があるかまで押さえておくと、長期的に安心して使えます。カタログだけで決めず、ショールームで深さや音、手入れ感を体感しておくと納得もしやすいです。
キッチンシンク選びのチェックポイント
キッチンシンク選びのチェックポイントは、見た目だけでなく使い方のクセを拾えるかどうかにあります。押さえておきたいチェックポイントをいくつか紹介します。
まずはシンクのサイズです。幅だけでなく深さも確認し、普段洗うフライパンや鍋が無理なく入るかを想像してください。
深いほど水はねは抑えやすい一方、底が遠くなり腰に負担がかかることもあります。身長や作業姿勢に合う深さが大事です。
次に形状と作業性を見ます。四角いスクエア型、丸みのある形、奥行きを広く取ったタイプなどで、洗いやすさが変わることがあります。
シンク上にまな板や水切りプレートを渡せる構造なら、作業スペースを増やせて便利でしょう。普段の洗い物の量などを確認しつつ、状況に合うものを選んでください。
そして、ゴミ受けが洗いやすい形か、フタやカバーが外しやすいかなど排水口まわりも確認しておくと安心できます。排水口の位置によって、下台収納や配管の取り回しが変わる点もチェックしておきたい部分です。
素材と表面仕上げは、日々の手入れしやすさにも直結します。水アカや傷の見え方、汚れ落ちの良さは素材だけでなく加工でも変わるため、サンプルで触って確かめるのがおすすめです。
静音性も素材差が出やすく、食器を置いた音や水の当たる音が気になる方は確認しておくと失敗しにくいです。色を選べる場合は、天板や扉、床材との相性まで含めて検討すると全体のまとまりが出ます。
最後に、周辺設備との相性を確認してください。シャワー・浄水などの水栓の種類や食洗機の設置、ゴミ箱の置き場まで含めて動線を考えておくと、利用イメージも具体的になり判断しやすくなるでしょう。オーバーフローの有無や、水切りカゴの置き方まで想定できるとさらに安心です。
迷ったときは、掃除が楽にできるか、作業が滞らないかの2点を考えてみると選びやすいです。
トクラス株式会社【スムースワークシンク】

| 会社名 | トクラス株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 静岡県浜松市中央区西山町1370番地 |
トクラス株式会社のスムースシンクは、折りたたみができるラックでシンク上を有効活用できることが特徴です。料理をするとき「もっとキッチンが広ければいいのに」「汚れやすい調理をシンクの上でできたら…」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
トクラス株式会社のスムースシンクであれば、シンクの上で調理をすることができ、汚れやすい調理も気にせずに料理を楽しめます。さらに、掃除しやすさにもこだわりがあり、長くキレイにキッチンを使い続けたいという方にもおすすめです。
ラックを活用してシンクを広々活用できる
トクラス株式会社のスムースシンクは、専用のラックを活用することでシンク上を調理ができるスペースに変身させられます。ラックは、柵状のものと穴が空いた板状のものがあり、用途によって使い分けが可能です。
柵状のラックであれば、上にザルをおいて水切りや、食器を乾かしておくための一時置きとして利用できるでしょう。穴の空いた板状のラックであれば、まな板を置くなどしてシンク上で調理ができます。
さらに、2種類のラックを組み合わせれば、シンクの半分以上のスペースを調理スペースとして活用可能です。とくに、同時に何品かの調理を行うときや、工程が多い調理を行うときは、トクラス株式会社のスムースシンクがおすすめです。
汚れやすい料理もシンクの上で調理可能
トクラス株式会社のスムースシンクであれば、汚れがちな揚げ物の下処理や、魚の下処理をシンクの上で行うことができます。調理後はラックを洗うだけなので、キッチンの調理スペースで作業するよりも、片付けの手間を省けるでしょう。
また、2種類のラックを広げることで、調理スペースを拡張できます。調理スペースが拡張できるので、左右で異なる作業を行うことが可能です。とくに、毎日料理する人にとって、広い調理スペースは毎日の快適さにつながるのではないでしょうか。
シンクの段差が緩やかで掃除しやすい
トクラス株式会社のスムースシンクは、ラックを引っ掛ける部分のカーブが緩やかに設計されています。段差が少ないので、汚れてしまっても拭き取るだけで簡単にシンクをキレイに保つことができるでしょう。
キッチンは、長く使用し続けるものです。なるべく長い間キレイに保ちたいと考える方も多いのではないでしょうか。トクラス株式会社のスムースシンクであれば、掃除しやすく設計されているので、毎日の少しの手間で調理スペースをキレイに保つことが可能です。
クリナップ株式会社【流レールシンク】

| 会社名 | クリナップ株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 東京都荒川区西日暮里6-22-22 |
| 電話番号 | 03-3894-4771 |
クリナップ株式会社の流レールシンクは、従来のシンクとは異なり、流した水が手前から流れて集まる形状が特徴です。さらに、汚れや傷がつきにくい素材を採用しており、頻繁に料理を行う人におすすめです。
とくに、キッチンはキレイに保ちたいと考えている人にとって、ぴったりなシンクだと言えるでしょう。調理を行うキッチンは、なるべく清潔にしておきたいものです。掃除の手間をなるべく省き、シンクを含めたキッチンの清潔感を保ちたい方は、ぜひクリナップ株式会社の流レールシンクをチェックしてみてください。
水や込みが手前を流れながら集まる
クリナップ株式会社の流レールシンクは、水やシンク内のゴミが手前の「流レール」を通って排水溝に集まります。調理中に出たゴミを水が排水溝に押し流していくので、シンク内のゴミを効率よく排水溝に運んでくれることが特徴です。調理中もシンク内をキレイに保てるので、快適に調理を進められます。
さらに、シンクと排水溝には継ぎ目がないので、お手入れも簡単にできてしまう点もメリットです。シンクの繋ぎめ部分にゴミや汚れが溜まって、爪楊枝などを使って掻き出して掃除をする手間がありません。
汚れや傷がつきにくい
クリナップ株式会社の流レールシンクは、汚れがつきにくいセラミックコーティングを採用しています。シンク内は、油汚れや水アカの汚れが付きやすく掃除が大変だと感じている方も多いのではないでしょうか。クリナップ株式会社の流レールシンクであれば、毎日使うシンクの汚れつきを防止でき、シンク内までキレイに保てるようになります。
さらに、シンク表面には凹凸(エンボス加工)があり、汚れを浮かせて流れやすくしていることが特徴です。このエンボス加工により、汚れが落ちやすいだけではなく、傷もつきにくいという効果があります。
シンク内には、使用済みの食器や包丁などを置いておく場面が多いです。クリナップ株式会社の流レールシンクであれば、汚れも傷もつきにくいので、長くキレイにシンクを保ちたいという方にも、満足していただけるのではないでしょうか。
静音設計で家族が多くても安心
クリナップ株式会社の流レールシンクは、底面だけではなく側面にも制振構造が施されています。側面にも制振構造が施されていることで、従来のシンクに比べて静音性が高いことが特徴です。
とくに、家族が多い場合や夜遅くに調理や食器洗いをする家庭にとって、高い静音性はメリットが大きいと言えるでしょう。シンクを使用したときの音は、図書館と同じレベルの音まで抑えられるので、普段から音のストレスを軽減できます。
LIXIL【ひろびろラクリーンシンク】

| 会社名 | 株式会社 LIXIL |
|---|---|
| 住所 | 東京都品川区西品川1-1-1 大崎ガーデンタワー24F |
LIXILのひろびろラクリーンシンクは、幅広シンクに憧れる人におすすめです。シンクが幅広であれば、調理だけではなく食器洗いもしやすいのではないでしょうか。また、サポートワイヤーを活用することで、作業場を広く使うことができます。
LIXILのひろびろラクリーンシンクは、排水溝内部もステンレスを採用していることが特徴です。排水溝の掃除は、毎日必要になるもの。とくに汚れがたまりやすい排水溝が、掃除しやすい設計で作られている点が、LIXILのひろびろラクリーンシンクのメリットです。
ワイドサイズで広々使える
LIXILのひろびろラクリーンシンクは、横幅約94cmのワイド設計が特徴です。LIXILのひろびろラクリーンシンクの横幅は、スキレットシンクよりも約18cm広くなっており、より広々したシンクを求めている方におすすめです。
シンクが広々していれば、洗い物や調理が楽になるのではないでしょうか。とくに、毎日料理をする人や、家族人数が多く使用する食器が多い家庭では、毎日の食器洗いのストレスを大幅に削減できるでしょう。
サポートワイヤーでさらに広々使える
LIXILのひろびろラクリーンシンクでは、サポートワイヤーを使用できます。サポートワイヤーを使用することで、調理作業中の一時置きとしても活用できます。頻繁に調理をする人にとって、作業スペースが広くなる点は大きなメリットなのではないでしょうか。
また、サポートワイヤー以外にも、シンク内に取り付け可能な水切りカゴを使用できます。シンク内に水切りカゴを設置することで、作業スペースが水切りかごに占領されることがありません。
排水口の内側もステンレスを採用
LIXILのひろびろラクリーンシンクは、排水口の内側にもステンレスを採用しています。排水口内はゴミが溜まりやすく、ぬめりや匂いが気になるという方も多いのではないでしょうか。LIXILのひろびろラクリーンシンクであれば、簡単に手入れができてキレイな排水口を維持しやすくなるでしょう。
さらに、排水口のリングをなくし、掃除がしやすい設計になっている点も嬉しポイントです。大理石トップとの境目も、継ぎ目が滑らかに設計されているので、さっと一拭きするだけでキッチンのキレイを保てます。
まとめ
今回は、3つのメーカーのシンクを紹介しました。メーカーによってキッチンの特徴が異なります。とくに、頻繁に料理を行う人は、こだわりを持ってキッチンを選ぶのがおすすめです。ぜひ、自分に合ったキッチンを見つけてみてください。













